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2020/10/01 10:56

今回はカンガのデザイン(柄・モチーフ)についてご紹介。


代表的な柄5つをまとめてご紹介します。
ぜひ、カンガ選びの参考にしてみてください。


伝統柄・キストゥ


花嫁の衣装やハレの行事に着用され、メッセージが書いていないのが特徴。メッセージの代わりに幸福になるようにと、願いが込められた細かい伝統模様が整然と並んでいます。近年では、メッセージ付きのキストゥも登場しています。
メッセージにとらわれず自由に裁断ができるため、ソーイングを楽しむ方々に重宝されています。再販はありつつも現地でも人気は高く、どの時期にどんな色が入荷するか分からないため、通常のカンガと同様に気に入った色がある場合には購入をお勧めいたします。



【ペイズリー / カシミール文様】


カンガのモチーフの中でも、最も使われている柄ではないでしょうか。カンガの中には、大きさや形、ありとあらゆるデザインのペイズリーが描かれていることがわかります。
ペイズリーの起源は諸説様々ありますが、ペルシア(イラン)が起源と言われ、その後インドに伝わったとされています。インドのカシミール地方で織られたショールの伝統模様 “カシミール文様” とも呼ばれ、19世紀にスコットランドのペイズリー市でこの模様のカシミア・ショールが大量生産されたことからペイズリーと呼ばれるようになりました。 植物文様の起源として、西アジアに古くから伝承される“生命の樹”がモチーフとする説があり、ナツメヤシやボダイジュ、トネリコなどさまざまな樹木がモチーフとなっています。模様自体は一年中枯れることのない糸杉等、生命力をテーマにしていると言われています。日本語では勾玉(まがたま)模様や松毬(しょうきゅう)模様。
本来模様が持っていた宗教的意味や象徴性は忘れられ、現在では単純に装飾として使われている。どの時代でも取り上げられ、流行に左右されない歴史のある柄となっています。



【フルーツ柄】


ポップでかわいい!カンガを代表する特徴的なモチーフの1つであるフルーツ柄。 多様なフルーツのモチーフが描かれることによって、カンガの華やかさはより一層魅力を増しているように思えます。アフリカらしいパイナップルやマンゴー、主食であるトウモロコシまで描かれているカンガ。 苺や葡萄、オレンジなど、私たちにも馴染みのある果実が独特のタッチで描かれています。



【 月と星 】


月と星がセットになったデザインは、イード(イスラム教の最大の祝祭)への祈りと感謝。お祭りを祝うカンガです。星にはたくさんのバリエーションがあり、一般的なスター(五芒星)だけでなく、六芒星や八芒星、アスタリスクや十二芒星まで描かれています。
様々な文献を調べてみると、多様な星のマークは、あらゆる宗教や文化の中でいろいろな意味を持っていることが分かります。代表的なものをまとめてみました。


【 五芒星 】(ペンタグラム)

・世界中で魔術の記号とされ守護に用いることもあれば、上下を逆向きにして悪魔の象徴になることもある。
・陰陽道では魔除けの呪符。陰陽道の基本概念となった陰陽五行説、木・火・土・金・水の5つの元素の働きの相克を表したものであり、あらゆる魔除けの呪符として重宝された。

【 六芒星 】(ヘキサグラム)
・自然科学のシンボル。
・ソロモンの紋章、イスラムでは預言者とみなされることから信仰対象となる。後にカバラに導入される。
・悪を退け、正義を貫き、幸運を呼ぶ。

【 八芒星 】(オクタグラム)
・八卦や御鏡など道具や神器等に多く使われる形で、四季と土用(季節の節目)や八方位などと深く関連している。
・八角形は、正方形(この世)と円(永遠)との間を表す中間図形であると言われている。
・八は完全性や再生、無限の循環などを象徴し、イーチンにおける八卦やペイガンにおける年の車輪などとも関連性がある。


【 ローズ(薔薇)】


月星柄と同様にモチーフは薔薇と決まっていますが、毎回さまざまなデザインのバラ柄が入荷。ケニアで流通するカンガに描かれる象徴的なモチーフのひとつとなっています。
何故、アフリカでバラ柄?と思う人も多いかと思います。きっとケニアに住んでいた人には分かるはず。切りバラ生産は、ケニアを支える主要産業の1つなのです。 ケニアの輸出品目に注目すると、1位の紅茶に続いて2位が園芸作物となっています。ケニアの園芸部門は、観光と紅茶に次いで3番目に大きな外貨獲得産業となっているのです。


いかがでしたか?カンガのモチーフの世界。独自の伝統柄や世界で使われるペイズリー。東アフリカとインドとの交易の歴史を考えると、ペイズリー柄が多様されるのは不思議ではありませんし、主食のトウモロコシや主要産業のバラが描かれるなどのカンガの自由さはバラエティーに富んでいます。明るく華やかな色彩に目が行くカンガですが、カンガに描かれるモチーフもまた多くの魅力に溢れています。

原則的に再版の無いカンガ。現地では「 カンガとの出会いは巡り会い 」と言われています。
あなたがお気に入りのカンガと巡り合えることを願っております。

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